相続の基本|誰が・何を・どう引き継ぐか
相続とは、亡くなった方(被相続人)の財産や権利・義務を、残された家族が引き継ぐことです。預貯金や不動産といったプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も対象になります。トラブルを避けるためにも、終活の一環として基本を知っておくことが大切です。
法定相続人と相続の順位
民法で定められた相続人(法定相続人)には順位があります。
- 配偶者:常に相続人になります
- 第1順位:子(亡くなっていれば孫)
- 第2順位:父母(子がいない場合)
- 第3順位:兄弟姉妹(子・父母がいない場合)
法定相続分の目安
- 配偶者と子:配偶者2分の1、子2分の1(子が複数なら均等に分割)
- 配偶者と父母:配偶者3分の2、父母3分の1
- 配偶者と兄弟姉妹:配偶者4分の3、兄弟姉妹4分の1
遺言書がある場合は、原則として遺言の内容が優先されます。
終活で今やっておきたいこと
- 財産の一覧化:預貯金・不動産・保険・有価証券・負債を書き出しておく
- 遺言書の作成:意思を明確にし、争いを防ぐ。公正証書遺言が確実です
- エンディングノートの活用:法的効力はないが、家族への情報共有に役立ちます
相続で気をつけたい期限
- 相続放棄・限定承認:3か月以内
- 準確定申告:4か月以内
- 相続税の申告・納付:10か月以内
よくある質問(FAQ)
Q. 相続税は誰でもかかる?
A. 基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合にかかります。多くの家庭では非課税の範囲に収まります。
Q. 遺言書は必要?
A. 必須ではありませんが、相続人同士の争いを防ぐうえで有効です。特に再婚家庭や事業承継では作成をおすすめします。
まとめ
相続は誰にとっても身近な問題です。法定相続人と相続分の基本、そして3か月・4か月・10か月という期限を押さえておきましょう。元気なうちに財産を整理し、遺言書を残しておくことが、残された家族の負担と争いを減らす最善の備えになります。