居抜き物件を探していると必ず出てくる「造作譲渡料」。この金額の妥当性がわからず、高すぎる物件を掴んでしまうケースが後を絶ちません。
1. 造作譲渡料とは何か
前テナントが設置した内装・厨房設備・家具・備品などを引き継ぐ際に支払う費用のことです。法律で定められているわけではなく、売主と買主の交渉で決まります。
2. 造作譲渡料の相場
小規模(〜15坪)0〜150万円、中規模(15〜30坪)50〜400万円、大規模(30坪以上)100〜500万円以上。立地・設備の状態・業態の汎用性によって大きく変動します。
3. 高すぎるサインを見極める
- 設備の年数が古いのに高額(10年以上の機器は価値が大幅低下)
- 特殊業態の設備(焼肉・たこ焼き等)で汎用性が低い
- 内装の傷みが激しく、そのまま使えない箇所が多い
- 近隣の類似物件と比較して明らかに高い
4. 損しない交渉のコツ
コツ①:設備の現状確認を徹底する
動かないものがあれば、その分を造作譲渡料から差し引く交渉材料になります。
コツ②:複数の物件を比較する
最低でも3〜5件を比較することで相場感が身につきます。焦りは高値掴みの原因です。
コツ③:「分離」で交渉する
「厨房機器だけ欲しい、内装はいらない」という交渉も可能。不要な設備を引き取らない分、金額を下げてもらう余地があります。
コツ④:専門家に査定してもらう
厨房機器の専門業者に同行してもらい、設備の適正価格を確認してもらうのが最も確実です。
まとめ
造作譲渡料は交渉次第で大きく変わります。設備の状態を確認した上で適正価格を判断することが大切です。