- 飲食店の内装工事の費用相場
- 費用を左右する要素と内訳
- 内装費を賢く抑える具体的な方法
- 飲食店の内装工事費の相場
- 内装費の主な内訳
- 費用を左右する4つの要素
- 内装費を抑える5つの方法
- 業者選びのポイント
- よくある質問
飲食店の開業費用の中で、最も大きな割合を占めるのが内装工事費です。ここをコントロールできるかどうかが、開業資金を抑えられるかの分かれ目になります。本記事では、飲食店の内装工事の費用相場と、賢く費用を抑える方法を具体的に解説します。これから開業する方は、内装費の仕組みを理解して、無駄のない計画を立てましょう。
1. 飲食店の内装工事費の相場
飲食店の内装工事費は、坪単価で考えるのが一般的です。物件の状態(スケルトンか居抜きか)によって、坪単価は大きく変わります。
| 物件の状態 | 坪単価の目安 | 20坪の場合 |
|---|---|---|
| スケルトン物件 | 30万〜50万円/坪 | 600万〜1,000万円 |
| 居抜き物件 | 5万〜20万円/坪 | 100万〜400万円 |
このように、居抜き物件はスケルトン物件に比べて内装費を大幅に抑えられます。前テナントの内装を活かせるため、ゼロから作るより圧倒的に安く済むのです。
2. 内装費の主な内訳
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 内装・造作工事 | 床・壁・天井・カウンター・客席 |
| 電気・照明工事 | 配線・コンセント・照明器具 |
| 給排水・ガス工事 | 厨房の水回り・ガス配管 |
| 空調・換気工事 | エアコン・ダクト・換気扇 |
| 設計・デザイン費 | 図面作成・デザイン料 |
特に給排水・ガス・空調といった「インフラ系」の工事は費用が高額になりがちです。居抜き物件でこれらが整っていれば、大きな節約になります。
3. 費用を左右する4つの要素
① 物件の状態
スケルトンか居抜きかで、費用は数倍変わります。最大の要因です。
② 業態
重飲食(ラーメン・焼肉など)は強力なインフラが必要で、費用が高くなります。
③ デザインのこだわり
凝った内装やオーダー家具は費用が膨らみます。コンセプトに必要な部分に絞ることが大切です。
④ 店舗の広さ
坪数が大きいほど総額は上がります。身の丈に合った規模を選びましょう。
内装費を抑える最も効果的な方法は、居抜き物件を選ぶことです。前テナントの内装・設備を活かせば、工事費を半分以下に抑えられることも珍しくありません。テンポスは内装を活かせる居抜き物件をご紹介します。
4. 内装費を抑える5つの方法
- 居抜き物件を選ぶ:既存の内装・設備を活かす(最も効果大)
- 居抜きの内装を部分的に活用する:使える部分は残し、必要な箇所だけ改装
- 中古設備を導入する:厨房機器を新品で揃えない
- デザインを絞る:コンセプトに必要な部分に集中投資
- 相見積もりを取る:複数業者で価格を比較する
5. 業者選びのポイント
- 飲食店の施工実績があるか:飲食特有の設備・動線を理解しているか
- 見積もりが明確か:内訳が詳細で、追加費用の説明があるか
- 複数社で比較する:相見積もりで適正価格を見極める
6. よくある質問
Q. 居抜き物件なら内装工事は不要ですか?
A. まったく不要というわけではありません。看板やレイアウトの一部変更、清掃・補修などは必要ですが、スケルトンに比べれば大幅に費用を抑えられます。
Q. 内装費を安くしすぎるとどうなりますか?
A. 安っぽい印象になり集客に影響したり、設備の不備で営業に支障が出たりします。コストと品質のバランスが重要です。
内装工事の流れと期間
内装工事は、開業スケジュールに直結します。流れと期間を把握し、余裕を持った計画を立てましょう。
| ステップ | 内容 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 1. デザイン・設計 | コンセプトに基づく図面作成 | 2〜4週間 |
| 2. 見積もり・契約 | 複数業者から見積もりを取り選定 | 1〜2週間 |
| 3. 施工 | 実際の工事 | 居抜き2〜4週間/スケルトン1〜2ヶ月 |
| 4. 検査・引き渡し | 仕上がり確認・保健所検査 | 1週間 |
居抜き物件は工事期間が短く、開業までのスピードが速いのも大きなメリットです。工事期間が短ければ、その分の家賃(営業していない期間の固定費)も節約できます。
内装工事でよくある失敗
- 予算オーバー:こだわりすぎて当初予算を大幅に超える
- 追加費用の発生:見積もりに含まれない工事が後から発覚
- 動線の悪さ:見た目重視で、働きにくい厨房になる
- 保健所基準の見落とし:検査で不合格になり手直しが発生
これらは、事前の打ち合わせと相見積もり、保健所への事前相談で防げます。特に動線設計は、実際に働くことを想定して業者とよく相談しましょう。
内装費とトータルコストで考える
内装費を抑えることは大切ですが、単に「安く」だけを追求すると、後で困ることがあります。重要なのは、開業から運営までのトータルコストで考えることです。たとえば、スケルトン物件で理想の内装を実現しても、初期費用がかさんで運転資金が不足すれば、開業後の経営が苦しくなります。逆に、居抜き物件で内装費を抑えれば、浮いた資金を運転資金や仕入れ、広告に回せ、経営に余裕が生まれます。内装は「集客に必要な部分」と「妥協できる部分」を見極め、メリハリのある投資をすることが賢明です。居抜き物件を起点に、必要な箇所だけ手を加えるのが、コストと品質を両立する最も現実的な方法です。テンポスでは、内装を活かせる居抜き物件の紹介から、中古設備の調達まで、開業コストの削減を無料でサポートしています。
Q. 内装工事の見積もりで注意すべき点は?
A. 「一式」とまとめられた見積もりには注意が必要です。項目ごとの金額が明確で、追加費用が発生する条件まで説明してくれる業者を選びましょう。複数社の相見積もりで、適正価格を見極めることも大切です。
Q. 居抜き物件の内装はどこまで変えられますか?
A. 基本的に自由に変更できますが、全面改装すると費用がかさみ、居抜きのメリットが薄れます。床・壁・カウンターなど活かせる部分は残し、看板やレイアウトの一部、清掃・補修にとどめるのが賢い方法です。前テナントと業態が近いほど、変更箇所が少なく済み、コストを抑えられます。
Q. 内装工事はいつから始めればいいですか?
A. 物件契約後すぐに始めるのが理想です。工事期間中も家賃は発生するため、契約から開店までの期間を短くすることが、固定費の節約につながります。居抜き物件なら工事期間が短く、この点でも有利です。